平田機工(6258)が2026年8月7日に発表した2027年3月期第1四半期決算を分析します。
売上高は258億8300万円で前年同期比17.0%増、営業利益38億6800万円で125.7%増、経常利益38億2200万円で133.2%増、純利益26億3600万円で125.9%増となりました。
特に半導体関連が69.7%増収、498.5%増益と急成長しています。
私は今回を、生成AI関連の設備投資拡大を取り込み、売上以上に利益が急拡大した非常に強い決算と評価します。
今回の決算を5段階で評価
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 売上高 | ★★★★★ | 258.83億円、17.0%増 |
| 営業利益 | ★★★★★ | 38.68億円、125.7%増 |
| 営業利益率 | ★★★★★ | 約7.7%→14.9%へ急改善 |
| 売上総利益率 | ★★★★★ | 約20.8%→26.8%へ改善 |
| 半導体関連 | ★★★★★ | 69.7%増収、498.5%増益 |
| 自動車関連 | ★★★★☆ | 9.1%減収でも64.9%増益 |
| 半導体受注 | ★★★★★ | 200.25億円、前年の3.11倍 |
| 受注残高 | ★★★★☆ | 全体569.32億円、3.5%減 |
| 通期予想 | ★★★★★ | 営業利益90億円、8.2%増 |
| 進捗率 | ★★★★★ | 営業利益43.0%、純利益40.6% |
| CF | ★★★☆☆ | 第1四半期CF計算書は未作成 |
| 財務 | ★★★★★ | 自己資本比率59.9%、有利子負債減少 |
| 株主還元 | ★★★★☆ | 年70円→75円へ増配予定 |
| キャピタルゲイン期待 | ★★★★★ | AI・半導体成長を高評価 |
売買判断
保有 ★★★★★
追加買い ★★★★☆
売却 ★☆☆☆☆
私は平田機工を保有継続します。
営業利益が2倍以上になり、営業利益率も約15%まで上昇しています。
さらに半導体関連の受注が前年同期の3倍以上まで増えているため、今後の売上にも期待できます。
追加買いも前向きですが、決算後の急騰を追うより押し目で増やします。
半導体関連が498.5%増益
半導体関連は売上135億1000万円で69.7%増、営業利益17億4200万円で498.5%増となりました。
生成AI関連需要を背景にウェーハ搬送装置が大きく伸び、価格転嫁も進んでいます。
さらに半導体関連の受注高は200億2500万円で前年同期比211.1%増、受注残高も241億8500万円で38.3%増です。
今回の好調が第1四半期だけで終わらず、今後の売上につながる受注まで増えている点を高く評価します。
自動車関連も減収ながら大幅増益
自動車関連は売上97億2100万円で9.1%減でした。
EV生産設備が減少しています。
しかし営業利益は20億2100万円で64.9%増となりました。
習熟度向上によるコスト削減が効いており、売上を追わなくても利益を増やせています。
平田機工全体の営業利益率が7.7%から14.9%へ改善した背景には、半導体の成長だけでなく自動車関連の採算改善もあります。
通期営業利益の進捗は43%
通期予想は、
売上高 1000億円
営業利益 90億円
経常利益 89億円
純利益 65億円
です。
第1四半期の進捗率は、
売上高 25.9%
営業利益 43.0%
経常利益 42.9%
純利益 40.6%
となっています。
第1四半期としてはかなり高い利益進捗です。
会社は業績予想を据え置いていますが、現在の収益性が続けば上振れ余地を意識できます。
注意点は自動車受注
全体の受注高は310億1900万円で25.6%増です。
しかし自動車関連の受注高は84億8800万円で47.4%減、受注残高も278億3200万円で21.9%減となっています。
つまり、
半導体は急拡大
自動車は先行指標が弱い
という構図です。
今後は半導体の成長が自動車の減少をどこまで補えるかを確認します。
財務も改善
自己資本比率は58.4%から59.9%へ上昇しました。
現金及び預金は130億円から162億円へ増加し、有利子負債は約15億5700万円減少しています。
第1四半期のCF計算書はありませんが、財務面は改善方向です。
年間配当も70円から75円へ増配予定です。
私ならどう売買するか
私は現在の保有を継続します。
今回評価しているのは、
営業利益125.7%増
営業利益率14.9%
半導体関連498.5%増益
半導体受注211.1%増
通期営業利益進捗43%
です。
自動車受注の減少は気になりますが、それ以上にAI・半導体関連の成長が強いと判断します。
今回の私の結論
今回の平田機工の第1四半期決算は、非常に強い好決算です。
売上高17.0%増に対して営業利益125.7%増となり、営業利益率も約15%まで改善しました。
特に半導体関連は69.7%増収、498.5%増益で、受注高も前年の3倍以上です。
そのため今回の総合評価は★★★★★とします。
私は保有を継続し、押し目では追加買いを検討します。
キャピタルゲインという視点では、
生成AI向け半導体設備需要を取り込みながら、高くなった利益率を維持し、自動車関連の受注減を補えるか。
ここが次の焦点です。
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