Sun Asterisk(4053)2026年12月期第1四半期決算を分析|営業利益113%増、主力事業が26%成長、今後の業績と売買判断

Sun Asterisk(4053)が2026年5月15日に発表した2026年12月期第1四半期決算を分析します。売上高は44億800万円で前年同期比24.6%増、営業利益は6億2200万円で113.2%増、経常利益は6億6500万円で62.6%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億1700万円で82.8%増となりました。売上高が約25%伸びただけでなく、営業利益は2倍以上となっており、かなり強い増収増益決算です。

今回特に評価したいのは、売上高の伸び以上に利益が伸び、営業利益率が大きく改善していることです。売上総利益も前年同期比35.7%増となっており、単純に買収によって売上規模を増やしただけではなく、収益性そのものが改善しています。

一方、今期はMIXENSEを新たに子会社化しており、前年に子会社化したグローバルギアの寄与もあります。そのため24.6%増収をすべて既存事業のオーガニック成長と考えるのは適切ではありません。

それでも主力のクリエイティブ&エンジニアリング事業は26.3%増収となっているため、M&Aだけで作った好決算ではありません。

キャピタルゲインを意識するなら、今回のSun Asteriskはかなり評価しやすい決算です。

目次

今回の決算を5段階で評価

評価項目評価コメント
売上高★★★★★44.08億円、前年同期比24.6%増
営業利益★★★★★6.22億円、113.2%増と2倍超
利益率★★★★★営業利益率約14.1%、前年約8.2%から急改善
売上総利益★★★★★35.7%増。粗利益率も大きく改善
主要事業★★★★★C&Eが26.3%増、既存顧客からの受注も堅調
M&A効果★★★★☆MIXENSE、グローバルギアが寄与。ただし寄与額は非開示
通期予想★★★★☆営業利益17.14億円を計画。1Qはかなり良いスタート
進捗率★★★★☆単純参考で営業利益約36%。ただし通期予想はIFRSのため単純比較には注意
財務★★★★☆自己資本比率58.2%、現金126億円。ただし借入増加
CF★★★☆☆第1四半期CF計算書は作成されていない
株主還元★★★★☆前期無配から年間10円配当を予定
成長性★★★★★主力DX支援に加えてM&Aによる成長余地も大きい
キャピタルゲイン期待★★★★★利益成長と利益率改善が同時進行

売買判断

保有 ★★★★★

新規買い ★★★★☆

売却 ★☆☆☆☆

今回の決算なら、すでに保有している場合は基本的に売却しません。

営業利益113.2%増という数字だけでも強いのですが、それ以上に営業利益率が約8.2%から約14.1%へ改善していることを評価したいです。

利益率改善を伴う増収は、キャピタルゲインを狙ううえで非常に重要です。

新規買いも★★★★☆としました。

ただしM&Aによる成長が一部含まれていること、そして第1四半期実績は日本基準、通期会社予想はIFRSベースという違いがあります。

そのため数字だけを見て決算後の急騰を追いかけるより、株価が落ち着いたところで分割して買いたいという判断です。

売上高24.6%増はかなり強い

第1四半期の売上高は前年同期35億3900万円から44億800万円へ増加しました。

増加額は約8億6900万円です。

売上総利益は16億3300万円から22億1700万円へ増え、前年同期比35.7%増となっています。

さらに営業利益は2億9100万円から6億2200万円へ増加しました。

売上高の増加率24.6%に対して営業利益は113.2%増です。

単純な増収ではなく、増収分がかなり利益へ落ちています。

今回の決算で最も評価したいのはここです。

営業利益率は8.2%から14.1%へ急改善

営業利益率を単純計算すると、前年同期は約8.2%でした。

今回は約14.1%です。

約5.9ポイント改善しています。

これはかなり大きな変化です。

売上総利益率も前年同期約46.1%から約50.3%へ改善しました。

つまり売上高が増えただけでなく、売上から残る粗利益そのものが増えています。

その一方で販売費及び一般管理費は前年同期13億4100万円から15億9400万円へ増加しています。

増加率は約18.9%です。

売上高は24.6%増、売上総利益は35.7%増なのに対して、販管費の増加は約19%に抑えています。

この営業レバレッジによって利益が大幅に伸びたと考えられます。

営業利益113%増は特殊利益ではない

今回の利益急増が一時的な利益によって作られたものではないかも確認します。

特別利益は計上されていません。

特別損失として投資有価証券評価損4200万円など合計4300万円を計上しています。

つまり今回の純利益4億1700万円は、株式売却益や資産売却益などによって膨らんだものではありません。

むしろ特別損失を計上したうえで、純利益が82.8%増加しています。

本業を見る営業利益は113.2%増です。

したがって今回の決算は、特殊要因を除いて見ても非常に強いと評価できます。

経常利益の伸びが営業利益より低い理由

営業利益は113.2%増ですが、経常利益は62.6%増です。

前年同期は営業外収益として受取利息5900万円、為替差益8600万円などを計上していました。

今期は受取利息7100万円がある一方、為替差益はなく、為替差損900万円を計上しています。

つまり前年同期は為替関連などの営業外利益が比較的大きかったため、経常利益の増加率は営業利益ほど高くなっていません。

ここも私はあまり問題視しません。

本業を示す営業利益が2倍以上になっているためです。

主力のクリエイティブ&エンジニアリングが26.3%増

Sun Asteriskの主力サービスであるクリエイティブ&エンジニアリングの売上高は35億1000万円となり、前年同期比26.3%増となりました。

ユニーク顧客数は204社、月額平均顧客売上は588万1000円です。

会社は、既存顧客から安定した堅調な受注が継続していると説明しています。

これは今回の決算で非常に重要です。

M&Aによって連結売上高が増えただけでなく、本体の中心となるクリエイティブ&エンジニアリングも二桁成長しています。

売上全体44億800万円のうち35億1000万円ですので、全社売上高の約8割を占めています。

つまり今回の成長の中心は依然として主力事業です。

顧客数と顧客単価を見る会社

Sun Asteriskでは、クリエイティブ&エンジニアリング事業について、ユニーク顧客数と月額平均顧客売上をKPIとして設定しています。

今回のユニーク顧客数は204社、月額平均顧客売上は588万1000円でした。

Sun Asteriskの今後を見るうえでは、この二つが重要です。

顧客数を増やすだけではなく、一社当たりの売上規模を拡大できれば、売上成長が加速します。

特にSun Asteriskは顧客企業とプロダクトを継続的に開発していくモデルですので、既存顧客との取引拡大が利益率改善にもつながりやすいと考えられます。

今回会社が「既存顧客からの安定した堅調な受注」を挙げている点はプラスです。

タレントプラットフォームは5.5%減収

一方、タレントプラットフォームの売上高は4億7900万円で前年同期比5.5%減となりました。

ここは今回唯一分かりやすく弱いサービスラインです。

ただし全社売上高44億円のうち約4.8億円ですので、主力のクリエイティブ&エンジニアリングほど大きな影響はありません。

今後はこの減収が一時的なのか、構造的なものなのかを見る必要があります。

Sun AsteriskはIT人材育成・供給も事業モデルの一部ですので、タレントプラットフォームが長期的に縮小すると事業シナジーが弱まる可能性があります。

次回決算でも確認したいところです。

インキュベーションその他は65.9%増

インキュベーションその他の売上高は4億1800万円で、前年同期比65.9%増となりました。

会社は2025年7月にグローバルギアを子会社化した影響も挙げています。

したがって65.9%という高成長率をすべて既存事業の自然成長と見るべきではありません。

M&Aによる連結効果があります。

ただし、M&Aによって新しい収益源を加えること自体は成長戦略です。

重要なのは、買収した会社をグループに加えることで利益が本当に増えるかです。

今後は売上高ではなく利益への貢献を見る必要があります。

MIXENSEを新たに子会社化

2026年1月5日にはMIXENSEの株式100%を取得し、連結子会社化しています。

MIXENSEは業務系システム開発、制御系システム開発などを行い、大手通信キャリアをはじめとする顧客と長期間の取引実績を持つ会社です。

Sun AsteriskはMIXENSEをグループに加えることで、デジタイゼーション領域の提供価値拡張、顧客基盤連携、経営資源の相互活用などのシナジーを狙っています。

取得価格は9億円です。

今回の第1四半期には1月5日から3月31日までのMIXENSEの業績が連結されています。

したがって今回の24.6%増収の一部にはMIXENSEの新規連結効果も含まれています。

ただし資料ではMIXENSE単体の売上高や営業利益の寄与額は開示されていません。

そのため「MIXENSEを除いた既存事業の売上成長率」を勝手に計算することはできません。

MIXENSE買収で約4.94億円ののれん

MIXENSEの取得に伴い、暫定的に4億9400万円ののれんが発生しています。

また顧客関連資産として1億6100万円を計上しています。

のれんは20年間の均等償却、顧客関連資産は14年間の償却予定です。

今回の買収ではアドバイザリー費用等4900万円も発生しています。

ここも今回の利益を見るうえで少し重要です。

M&A関連費用を負担しながら営業利益が113%増えているため、今回の利益改善はかなり強いと言えます。

一方、今後は買収した会社が十分な利益とキャッシュを生み、のれんを回収できるかを見る必要があります。

のれんは13.69億円へ増加

貸借対照表を見ると、のれんは前期末9億600万円から13億6900万円へ増加しています。

MIXENSE買収などの影響です。

現時点では純資産112億円に対して、のれん約14億円です。

極端に大きな水準とは言えませんが、今後もM&Aを続けるのであれば、のれんの増加には注意したいところです。

M&A企業では売上高成長率だけでなく、

買収先がどれだけ営業利益やキャッシュを増やしているか

を見ることが重要です。

単一セグメントなので利益の内訳までは分からない

Sun Asteriskはデジタル・クリエイティブスタジオ事業の単一セグメントとして開示しています。

そのためクリエイティブ&エンジニアリング、タレントプラットフォーム、インキュベーションその他について売上高は開示されていますが、それぞれの営業利益は開示されていません。

したがって、

「C&Eの営業利益率が何%」

「グローバルギアが何億円利益を稼いだ」

「MIXENSEが何億円利益を押し上げた」

といった数字は今回の資料からは判断できません。

ここは推測せず、今後の説明資料などで確認したいところです。

通期予想は据え置き

2026年12月期の通期予想は変更されていません。

売上収益182億100万円、営業利益17億1400万円、税引前利益19億円、親会社の所有者に帰属する当期利益13億8900万円を見込んでいます。

ただし今回のSun Asteriskでは一つ注意が必要です。

第1四半期実績は日本基準で作成されていますが、通期業績予想はIFRSに基づいて算出されています。

会社は当初、第1四半期からIFRSを適用する予定でしたが、適用時期を延期し、2026年12月期通期決算からIFRSを適用する予定です。

そのため第1四半期実績と通期予想を完全に同じ会計基準として直接比較することはできません。

ここは今回の決算分析で非常に重要です。

進捗率は参考値としてはかなり良い

会計基準が異なるため厳密な進捗率ではありませんが、単純な参考値として計算すると、

売上高は通期予想に対して約24.2%、

営業利益は約36.3%、

親会社株主に帰属する利益は約30.0%、

となります。

売上高はほぼ25%ですが、営業利益は36%を超えています。

利益面では非常に良いスタートに見えます。

ただし、日本基準の第1四半期営業利益622百万円とIFRSによる通期営業利益予想1714百万円を単純比較しているため、この36.3%をそのまま「正式な進捗率」として扱うことはできません。

私は今回、

参考値としてはかなり高いが、上方修正確実とは判断しない

という見方をします。

財務は借入増でもまだ強い

第1四半期末の総資産は192億7100万円、純資産112億2600万円、自己資本比率58.2%です。

前期末の自己資本比率66.2%からは低下しています。

自己資本比率が下がった最大の理由は、借入の増加です。

短期借入金が前期末ゼロから26億円へ増加しました。

長期借入金は17億7700万円から17億1200万円となっています。

つまり今期は資金調達を行い、成長投資やM&Aに活用している状態です。

自己資本比率は低下しましたが、それでも58%ありますので、現時点で財務不安を感じる水準ではありません。

現預金は126億円

現金及び預金は前期末105億6000万円から126億8500万円へ増加しました。

約21億2500万円の増加です。

会社は主に借入による増加と説明しています。

短期借入金26億円、長期借入金17億1200万円を合わせると借入金は約43億円です。

現預金126億8500万円の方が大きいため、単純計算では十分なネットキャッシュを持っています。

したがって財務余力は依然として大きいです。

今後もM&Aや新規事業への投資を行える余力があります。

CFは今回の資料では確認できない

第1四半期の連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。

したがって営業CF、投資CF、財務CF、フリーCFについて今回の資料だけから判断することはできません。

このため今回のCF評価は★★★☆☆としています。

減価償却費は前年同期3500万円から4500万円、のれん償却額は1800万円から3100万円へ増えています。

M&Aを進める会社だけに、本決算では利益だけでなく営業CFとフリーCFを必ず確認したいです。

会計上の利益は増えているのにキャッシュが増えないという状態になっていないかを見る必要があります。

前期無配から年間10円配当へ

2025年12月期の年間配当は0円でした。

2026年12月期は期末10円、年間10円の配当を予定しています。

今回の決算でかなり評価したいポイントです。

Sun Asteriskはこれまでキャピタルゲイン中心で見るタイプの成長企業でしたが、配当という株主還元も加わります。

成長投資を続けながら利益率を改善し、さらに配当を開始するのであれば、株主にとっては保有しやすくなります。

高配当銘柄という水準ではありませんが、「無配成長株」からの変化としては意味があります。

今回の決算で最も評価したい5点

一つ目は営業利益113.2%増です。

売上高24.6%増を大きく上回っています。

二つ目は営業利益率が約8.2%から14.1%へ改善したことです。

利益率改善を伴う成長は非常に強いです。

三つ目は主力のクリエイティブ&エンジニアリングが26.3%増収となったことです。

M&Aだけで作った増収ではありません。

四つ目は特別利益に頼っていないことです。

むしろ投資有価証券評価損を計上しても純利益82.8%増となっています。

五つ目は株主還元です。

前期無配から年間10円配当を予定しています。

この5点を考えると、今回の決算はかなり質の良い好決算だと評価します。

一方で気になるポイント

一つ目はM&A効果です。

今回の24.6%増収にはMIXENSEの新規連結や、グローバルギアの影響が含まれています。

会社はそれぞれの利益寄与額を開示していないため、オーガニック成長とM&A成長を完全には分離できません。

二つ目はタレントプラットフォームの5.5%減収です。

全社に占める割合は小さいですが、今後回復するかを確認したいです。

三つ目はのれんです。

M&Aによって13億6900万円まで増えています。

今後買収を積極化するのであれば、買収先の収益性を見る必要があります。

四つ目は会計基準です。

第1四半期実績と通期予想の会計基準が異なるため、単純な進捗率だけで上方修正を期待しすぎるべきではありません。

キャピタルゲインという視点ではどう見るか

キャピタルゲイン狙いでは、今回のSun Asteriskはかなり面白い決算です。

理由は、単純な売上成長ではなく、

利益率が急上昇していること

です。

前年同期の営業利益率は約8.2%でした。

今回は約14.1%です。

もし今後も売上高20%前後の成長を維持しながら営業利益率が10%台半ば以上で定着するのであれば、利益成長率は売上成長率を大きく上回る可能性があります。

これは株価評価が変わる典型的なパターンです。

さらに主力のクリエイティブ&エンジニアリングが26.3%成長しており、M&Aによる成長余地もあります。

つまり、

既存事業成長+M&A+利益率改善

という3つの材料があります。

キャピタルゲインを狙ううえではかなり魅力的な組み合わせです。

私ならどう売買するか

すでにSun Asteriskを保有しているなら、私は今回の決算で売却しません。

営業利益113%増、営業利益率14%台、主力事業26%増収という内容なら、少なくとも次の決算を確認したいです。

むしろ基本は保有継続です。

新規買いについても前向きです。

ただし決算後に株価が急騰しているのであれば、一括で追いかけることはしません。

私なら分割で入ります。

最初に一部を買い、第2四半期でもクリエイティブ&エンジニアリングの二桁成長と営業利益率10%台半ばが続けば追加します。

さらにMIXENSEやグローバルギアを含むM&A先が利益へ貢献していることが確認できれば、買い評価をさらに上げます。

今回の決算は明確に「売り」ではなく「保有・買い寄り」です。

次の決算で見るポイント

最優先は営業利益率です。

今回約14.1%まで上昇しました。

これが一時的なのか、構造的な改善なのかを確認します。

二つ目はクリエイティブ&エンジニアリングです。

今回26.3%増収でした。

ユニーク顧客数と月額平均顧客売上の両方がどのように推移するかを見ます。

三つ目はM&Aです。

MIXENSE、グローバルギアの売上・利益への貢献が今後どの程度見えるようになるかを確認します。

四つ目はタレントプラットフォームです。

今回5.5%減収でしたので、再び成長へ戻るかを見ます。

五つ目はのれんです。

新しいM&Aが続く場合には、のれんが増えすぎていないかを確認します。

六つ目は通期計画です。

IFRSへ移行するため単純比較には注意が必要ですが、営業利益17億1400万円という会社計画が維持されるのか、上方修正されるのかを確認します。

そして本決算では営業CFとフリーCFを見ます。

売却を考える条件

私が売却を考えるのは、まず営業利益率が再び大幅に悪化した場合です。

今回の投資ストーリーの中心は、売上成長だけではなく利益率改善だからです。

営業利益率が10%を大きく割り込み、それが複数四半期続くようなら警戒します。

二つ目はクリエイティブ&エンジニアリングの成長鈍化です。

Sun Asteriskの売上の約8割を占める主力事業ですので、ここが失速すれば全社成長も鈍化します。

三つ目はM&Aです。

買収先の売上は増えているのに利益が増えず、のれんだけが積み上がる場合は注意します。

四つ目はキャッシュです。

営業利益は増えているのに営業CFが弱い状態が続くなら、利益の質を再評価します。

逆に主力事業が二桁成長を続け、営業利益率も高水準を維持するのであれば、私は簡単には売却しません。

今回の私の結論

今回のSun Asteriskの第1四半期決算は、かなり強い好決算です。

売上高は24.6%増。

営業利益は113.2%増。

経常利益は62.6%増。

純利益は82.8%増となりました。

特に評価したいのは営業利益率です。

前年同期約8.2%から今回約14.1%まで改善しました。

売上総利益率も約46.1%から50.3%へ改善しています。

つまり単なる売上成長ではなく、会社そのものの稼ぐ力が強くなっています。

さらに主力のクリエイティブ&エンジニアリングは26.3%増収です。

MIXENSEやグローバルギアなどM&Aによる売上貢献もありますが、既存の中核事業も十分に成長しています。

特別利益で作った利益でもありません。

むしろ投資有価証券評価損を計上したうえで純利益が82.8%増となっています。

財務については短期借入金26億円を新たに調達したことで自己資本比率が58.2%へ低下しましたが、現預金は126億8500万円あります。

現時点で財務不安は小さいと考えます。

さらに前期無配から年間10円配当を予定しており、株主還元も改善しています。

したがって私は、

保有は継続。

新規買いも前向き。

ただし決算後の急騰局面を一括で追わず、押し目で分割買い。

という判断です。

今回の総合評価は**★★★★★に近い★★★★☆**です。

数字だけなら★★★★★でもよい内容ですが、M&A寄与を完全には分離できないことと、第1四半期実績と通期会社予想の会計基準が異なることを考慮して一段下げました。

キャピタルゲインを狙ううえで最も重要なのは、売上高24.6%増そのものではありません。

営業利益率14%台が今後も続くかどうかです。

売上成長と利益率改善が同時に続けば、Sun Asteriskは利益成長企業として市場評価が一段変わる可能性があると考えます。

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