1年で2倍に増やすためには、前月比何%ずつ増やせばいいのか

資産を1年で2倍にできたらどれだけいいか——
少額から投資を始めている私にとって、こうした効率的な増やし方は常に意識しています。

現在進めている検証のように元手が限られている場合、まずは“種銭”を作ることが重要だと考えています。
そのためには、毎月どれくらいのリターンを積み重ねれば1年で資産が倍になるのか、という目安を持っておくのは非常に有効だと感じています。


目次

年利100%=資産が2倍になるということ

1年間で資産を2倍にする、というのは年利100%の運用です。

私はこのような話を考えるとき、複利ベースで見ておくようにしています。毎月安定したペースで増やしていくとしたら、どのくらいの成長が必要なのか。その視点で考えてみました。


税引きなしの場合:月利5.95%

計算式は以下の通りです。

(1 + r)^12 = 2

この式を解くと、r=約5.95%。
つまり、毎月約6%ずつ増やしていけば、1年後には2倍になる計算です(税引き前)。

数字だけ見ると達成できそうに感じますが、少額資金でこれを安定的に出し続けるのは想像以上に難しいものです。


税引き後で考えると、さらに高くなる

日本の株式取引では、新NISAの成長投資枠を使わない場合、利益に対して約20.315%の税金がかかります。

たとえば1万円の利益が出ても、実際に再投資できるのは約7,968円。
この前提で1年後に2倍にするには、税引前の月利は約7.47%必要になります。

税金を加味するだけで、必要な月利が約1.5%も上がるのはなかなかのハードルです。


種銭を作る段階ではグロース株の出番もある

こうした現実を踏まえて、私は投資の初期段階ではグロース株(成長株)にある程度リスクを取ることも選択肢にしています。

もちろん、値動きが激しいためリスクも高いですが、10%〜30%といった大きめの値幅を狙える銘柄で一気に利益を出せた月は、種銭作りにおいて非常に効率的です。

実際、私も数回のグロース株トレードで資金効率が一気に改善し、「月利7%なんて絶対ムリ」だと思っていた感覚が少し変わりました。
ただし、その後は大きく負けないための運用に移っていく意識も忘れないようにしています。


まとめ

・1年で2倍にするには、月利5.95%(税引前)、または7.47%(税引後)が必要
・この数字は“理想的な目標”として意識しておくだけでも、日々の判断基準になる
・少額投資の初期段階では、効率よく資金を増やすためにグロース株を活用するのも一つの戦略
・リスクとバランスをとりながら、種銭を作るステップを意識することが大事


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