「資産がいつ2倍になるか知りたい」──そんなときに役立つのが、「72の法則」。
この法則を使えば、複利運用の未来を“ざっくり”予測できます。投資初心者から上級者まで、押さえておきたい定番の計算式です。
目次
72の法則とは?
「72の法則」は、資産を複利運用したときに“2倍になるまでの年数”を簡単に計算できる法則です。
計算式と使い方
とてもシンプルな式です:
72 ÷ 年間利回り(%) = 2倍になるまでの年数
たとえば、年利6%の運用なら、
72 ÷ 6 = 12年
つまり、12年で資産が2倍になるという計算になります。
年利別・倍増までの早見表
年利(%) | 2倍になる年数 |
---|---|
1% | 72年 |
3% | 24年 |
5% | 14.4年 |
7% | 約10.3年 |
10% | 7.2年 |
12% | 6年 |
注意点と限界
- この法則はあくまで概算です。厳密な複利計算では若干のズレがあります。
- 税金・手数料などは含まれていないため、税引き後リターンで再計算することをおすすめします。
- インフレの影響は加味されていません。
実生活での活かし方
- 投資信託やETFのリターン目安を見て、資産の将来をイメージ
- 教育資金や老後資金の見通しに使う
- 毎月積立ではなく、一括投資をするタイミングの判断材料にも
まとめ
- 「72の法則」は、資産が“いつ2倍になるか”を直感的に把握できる便利なツール
- リターンを高めるだけでなく、「時間を味方にする」意識が重要
- 他の法則(115・126など)と組み合わせれば、より多様なケースにも対応可能
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